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新型インフルエンザとNEW WORDS

“COVIDIOT”ーーー ここ1週間ほど前から、ニュースやSNSでよく見かける新語。COVID19(新型コロナウイルス)とIDIOT(バカ者)がくっついて、”新型コロナバカ”。新型インフルエンザの社会蔓延防止が必至の中、トイレットペーパーや食品、生活物資を無意味に買い占めたり、Social Distancing(社会的距離)配慮の重要性をまったく理解しないで集まる烏合の衆など、今最も大切な事柄への配慮と知性に欠く行為を続ける態度や人々を称したもの。

いったい誰がいつ、思いついたのかしらと調べたら、Urban Dictionaryというクラウドソースのウェブサイトが発信源のよう(最初の書き込みは3月14日付by Speiderman)。Twitterで#COVIDIOTと検索すると、写真や動画交じりの告発満載でけっこう笑えてしまう。(ちなみにうちにあるトイレットペーパーは残り2ロール。ここしばらく近所のスーパーの棚は空っぽ続き。「やめてCOVIDIOT!」と訴えたい)

日々のニュースの中にほかにも造語がないか探してみた…

CORONA-CONOMY:新型コロナ景気 - 新型インフルエンザの影響で、豪州国内でも百万人近い数の失職者が出る一方、需要急増で生産や対応が追い付かず、早急な雇用創出に貢献する業種や業者の台頭がみられる。大手スーパーマーケットやロジスティック関係のほか、国外のコールセンターが封鎖され国内対応に切り替える大手通信や、失業手当などの申請急増に対応するための人員増をはかる行政関係、ほかにも鉱山関係など。また、これまでは海外からの安価な商品の流入で苦戦を強いられてきた国内製造分野でも追い風現象がみられるという。

捨てる神あれば拾う神あり、、、、、が、しかし、私はいまのところ、捨てられたままを良しとして、もっか積読の山を切り崩すことに燃えてコロナ!

PS CORONA-CONOMYは、空耳アワー風だと”コロナ好み”に聞こえて、ある意味一種のCOVIDIOTと勘違いしてしまう。。。

 

 

 

 

 

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Visceral Manipulation 内臓マニピュレーション

IMG_4087[1]Visceral Manipulation(VM) is one of very effective techniques I often use especially for those patients I treat at Northside’s St Leonards/Cremorne. After the treatment, most patients ask me “what kind of massage therapy was that?” and they say “It’s so different, so relaxing, and I feel so deep something changed and changing…”  Their feedback are always such rewarding and great driving force for a therapist to keep going, keep learning and exploring the depth of our existence as human forms visible and invisible.

病院内のクリニックで入院患者さんへの施術に際してよく使うテクニックの中に、内臓マニピュレーション(VM)がある。施術を受けた患者さんの多くが、「今のは何というマッサージセラピー?」「全く違う感覚。とてもリラックスできて、体の深いところで何かが変わったというか、変わり続けてる感じがする」と言う。こうした患者さんからのフィードバックが、施術者にとっては何よりも大きな励みであり、目に見える形としての人体、目に見えない人間としての存在の深みを探り、学び続ける意欲と勇気の源となる。

Visceral Manipulation is a manual therapy consisting of gentle, specifically placed manual forces that encourage normal mobility, tone and inherent tissue motion of the viscera, their connective tissue and other area of the body where physiological motion impaired.

内臓マニピュレーションとは、内臓や結合組織、そのほか体のいろいろな部分で生物学的な動作が阻害されている箇所に、ピンポイントで柔らかく、しかし最適な刺激を与えることで、これらの本来あるべき動きや柔軟性の回復を助けるマニュアル・セラピー(徒手治療)である。

VM has been developed and being taught in many countries by its founder Dr.of Osteopathy  Jean-Pierre Barral and his team of professional instructors and certified practitioners. Dr. Jean-Pierre Barral, born on 25 Sep. 1944 in France, developed visceral listening technique through his observation and discovery that extensive tissue thickening around viscera was causing an altered mechanical tension on surrounding tissues while he was working at the Lung Disease Hospital. Through his intensive work and research, he came to see the significant relationship between viscera and somatic dysfunction, and discovered structural relationships(musculoskeletal, spinal, cranial) would self correct after proper Visceral Manipulation. He says, “the purpose of VM is to recreate, harmonise and increase proprioceptive communication in the body to enhance its internal mechanism for better health”

VMは、オステオパシーを専門とする医療従事者ジーン・ピエール・バラル氏によって開発され、同氏のもとに養成された指導者や医療従事者から成るチームによって、さまざまな国で教えられている。バラル氏は1944年9月25日、フランス生まれ。地元の肺病専門病院での患者の治療や解剖業務に従事する中、内臓周辺の細胞が極端に厚くなることでその周辺部分の機能的な緊張具合に影響することに気づき、内臓リスニング*(患者の体に負荷なく手を置き、手のひらに伝わる動きを通して、問題個所を探し当てていく方法を、VMではリスニング「聴き取り」と呼ぶ)テクニックを習得していった。さらに日々の業務と研究を進めながら、内臓と身体の機能障害に深い関連性があることを確認し、的確な内臓マニピュレーションを施すと、構造的な関係性(筋骨格、脊柱、頭蓋)は自ずと修正するようになることを見出した。同氏は言う、「内臓マニピュレーションの目的は、体内の固有受容感覚的コミュニケーション*(それぞれの臓器などの位置感覚ほかを通した相互作用網)を再構築し、調和させ、増幅させることで、内的な機能を高め、よりよい健康をもたらすことにある」。

 

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COVID-19  再生復活的冬眠開始

2020年3月24日朝:5年来任されてきた私立病院内の責任者から「Wellness Centreを当面、閉鎖しなければなりません」と、本当に申し訳ないがという気持ちがいっぱいの電話を受けた。その前の週から予測はしていたけれど、入院中の患者さんからは続けてほしいという声もあっただけに、残念。世界中で猛威を振るうCOVID-19に、組み伏された形である。豪州連邦およびNSW州政府のガイドラインに従い、当日をもって病院外での全セラピー活動も休止を決定。もし自分自身や患者さんの誰かが無症状感染者であった場合のリスクや、社会的責任を考えると、ほかに選択の余地は無い。社会人になってから、相当の年月が流れてしまったけれど、複数の国で、複数の異なる分野の仕事に就き、10年前に出会ったこの仕事、This is My Life Work!と確信できる仕事に出会えた幸と感謝は尽きない、が、さあ、これからいったいどれくらいの間、この状況が続くのか。ここシドニーでは3月28日現在、これまで趣味で没頭してきたダンススタジオや屋外のテニスコートも全面閉鎖され、自分自身、文字通りSTAY HOMEの日々が始まったばかり。今朝の感染者数統計のニュースを見ても、都市封鎖も秒読み段階と見受けられる。

Stay Home暮らし開始から4日目の昨日は、とりあえず外の空気を吸わなかきゃあかんの衝動にかられて、かつて愛犬花子と毎日朝夕散歩した海沿いのゴルフコースに隣接する公園や遊歩道を、1時間ほどかけて歩いてきた。最後にここで犬なし散歩をしてからおそらく5年ぐらい。花子と歩いていた頃は、いたるところにVegetation Restorationエリアがあって、見るからに弱々しい草木や原生植物が、人間の知恵と意志によって保護され、復活再生への冬眠段階だった。それが昨日、何年ぶりかに訪れて、さあ、びっくり!はげはげで弱々しく、生命力に欠けているように見えたここかしこにあったエリアが、どこも見違えるように成長し、見事な植物魂を放っていた。異なる種類の植物同士が、円陣を組んで、近くを行きかう人間と犬たちに、満面の笑顔で迫ってくるような勢い。

時の流れを実感しつつ、これからどれだけ続くかはわからない、これまで経験したことのない今ある現状が一瞬、違う角度から垣間見えた。ただ静かに待機し、表面的には冬眠せざるを得ないこの期間はしかし、千載一遇の貴重な時間に満ちている。

忙しさにかまけて、後回しにしてきた本や教材の積読山。たくさんの患者さんに聞かれるたびに、準備しなきゃと思いつつ、手つかずのまま放置してきた情報発信活動。考えてみれば、今こそ腰を据えてとりかかれる好機到来!

基本的に怠け者の自分を律するのに不安材料も満載ながら、COVID19事変と向き合いながら、一市民として、一セラピストとして、できることを少しずつ、進めてみたい。

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頭蓋仙骨療法のJOHN E. UPLEDGER 著

“Your Inner Physician and You”  

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     CranioSacral Therapy and        SomatoEmotional Release

 1997年発行

第12章   Insights から

CranioSacral Therapyの生みの親である著者アプレッジャー氏は、当著62頁12章「洞察」の中で、慢性的な痛みやそのほかの疾患治療に長年専心的にかかわる中、細胞記憶、エネルギーシスト、ソマト・エモーショナル・リリース(体性感情解放)など、今でこそよく耳にするようになったこうした概念のほか、施術を行う人の意志や信念、手で触れること(Touch)の効果や影響の大きさ、医療行為の一環として用いるイメージ化や対話に秘められた力、こうした施術力のある人物の資質など、さまざまな奥義が見えてきたと述べています。(13章以降で各項目について述べられています)

中でも、潜在的な自己治癒力が十分に発揮できないその背景には、自己治癒力に関する何らかの否定的な思いがどこかにあるようだと、この本を書いた今から20年ほど前に示唆しています。

アプレッジャー氏は、自分が患者を治す(Cure)のだと信じていた以前の自分は、医者として未熟でり、思いあがっていたと述懐。しかし、患者こそHealingの主体であり、自分はその治癒力(Healing)を引き出すファシリテーターとして、各患者の治癒行程を見守り、伴走できることをありがたいと思い、医者である自分は生徒であって、患者は師であると静かに説いています。

 

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TRIGGER POINT THERAPY

trigger pointfor Myofascial Pain       The Practice of Informed Touch

by Donna Finando, L.Ac., L.M.T & Steven Finando, Ph.D.,L.Ac.

Extract from Chapter 3,  INFORMED TOUCH

….Training of the hands begins with bringing awareness to them. Practice placing your awareness in your hands. The ongoing effort to intentionally connect your mind to your hands is the key to successful training……Touch with attention – all touch explorations begin with this new focus…..

…The second essential requirement for the development of excellent palpation skills is the presence of a clear mental image of the structures being palpated. This requirement cannot be emphasized enough. You must be able to clearly visualize the anatomic structures of the human form as you try to palpate. It is therefore necessary to study the anatomy of musculoskeletal system. A keen knowledge of skeletal structure and the attachments, fiber  direction, and function of each muscle is essential. Begin with knowledge, the idea, and the image, and then train your hands to “see” what you know is there……..