![IMG_4170[1]](https://norismassotherapy.com/wp-content/uploads/2020/04/img_41701.jpg?w=315&h=236)
(For English readers, please refer to the below link to MedCram.com COVID19 Update No56 on YouTube. It is about Forest Bathing and its effect on our natural immune system. Forest Bathing or Shinrinーyoku (森林浴) emerged in Japan during 1980’s as a natural healing method which quickly became so popular and attract nature lovers worldwide.
In Japan, it is said that bathing tradition started AD600 as a part of both physical and spiritual cleansing ritual. In Edo-era, about 450 years ago, public bath made of cypress (Hinoki 檜) was already popular and it is still being used to induce deep healing and relaxation. Traditionally, Japanese know in their DNA that aroma and warms of Hinoki Buro(bath)「檜ぶろ」is undoubtedly precious and sacred. As to Shinrin-yoku, I found AUSWALK listed an interesting article. The link is here!)
MedCram COVID19シリーズ Update No.56では、以前に取り上げた免疫力アップにつながる自然療法の可能性として入浴やサウナの活用に追加し、森林浴と針葉樹林から得られる精油の効果に関する3つの医学研究論文を参照しながら、考察を展開している。
米国スタンフォード大学医学部が2007年前後に日本の医学スクールと共同で日本で実施した実験研究に基づいたもの。
研究論文その1:東京の大企業に勤める30代の男性会社員12人を、都内から車で約2時間ほどの森の中に連れていき宿泊。到着日を含めて3日間、森の中を毎日2時間、約2.5km散策してもらい、散歩のほかは特に何もしないで過ごし、2日目と3日目の朝8時に採血。実験開始の3日前に採血したものと、自然免疫の主要因子であるナチュラルキラー(NK)細胞の量・質、ストレスホルモンである尿内アドレナリンの値を比較した。結果、NK細胞の数、質はともに顕著に向上した一方、尿内アドレナリンの値は下がった。
そこでMedCramのDr Seheultは、こうした結果はしかし、連日多忙な企業戦士が、この三日間はただ散歩するだけで仕事を休むことで改善したとも想像され、安易に森林浴の効果だけに起因できないとして、次の研究結果を紹介。
研究論文その2:上記の被検者を森林組と町組に分けて、同様のスケジュールをこなして採血し、再び比較。ここでは3日間の実験期間のあと、7日後、30日後にも採血を行い、NK細胞や尿内アドレナリンの変化も比較した。森林で散歩、宿泊したグループでは、先のその1の結果同様、全体的に顕著な向上がみられただけでなく、その改善された状態は実験後7日、30日たっても十分に維持されていたことが分かった。一方、町組では実験中の向上はわずかで、その効果は7日後、30日後、維持されることはなかった。
次にDr Seheultは、檜や松の木などの針葉樹に備わるPhytoncide(ファイトンサイドまたはフィトンチッド:精油)が人間の免疫機能向上に役立つものかどうかを検証する研究論文を示した。
研究論文その3:東京在住の医学生12人を2つのグループに分け、都内のホテルに3日間滞在させ、朝7時に起床、8時に採血し、室内で勉強してもらい、夜11時に就寝してもらった。1つのグループは、室内に常に檜と松の木の精油が放散されるようにした。結果、室内の空気が精油の成分で満たされていたグループでは、そうでないグループに比較して、NK細胞の質と量、ストレスホルモンの量とも、顕著に良好であることが示された。
Dr Seheultはこうした結果に基づき、現在の新型コロナ問題に照らして、以下の3点を指摘し、視聴者らに考察を促した:
1.都市部の感染拡大と都会生活における人間の免疫力(人口密度や自然環境など様々な要因を鑑みても、都市生活は免疫力アップに貢献しにくいのではないか?) *By Nori:田舎で生まれて育った私が常々思うのはしかし、都会、特に東京や大阪などの大都市で暮らす人々の歩く距離は半端ない。田舎は交通の便があまりよくないので、すぐ近所に買い物に行くのでもす車を使う。普通の暮らしの中で歩く機会は、都会の人々に比べるとかなり少ない。ある日シドニーで、東京出身の友人と発車間際の電車に乗ろうと駅構内の階段をかけあがった時、彼らの健脚ぶりに驚いた。田舎出身の私だけついていけず、東京人の彼らは涼しい顔で、「だって慣れてるもん!」と一言。都会の暮らしでは歩く力は相当鍛えられると思う。
2.Social Isolationの功罪? (感染拡大阻止に、自己隔離が厳しく規制されている今。しかしただ室内に閉じこもってじっとしていることは、自然な免疫力をアップするという観点から見たら不利なのではないか?)*最近のニュースで、3週間一歩も外に出ずにStay Homeで自己防衛に臨んでいた女性が新型コロナに感染したケースが報告された。人に接したのは配達などを受け取るぐらいだったと。ずっと閉じこもっていたことで免疫力が落ちた可能性もあるのかな。。
3.エッセンシャル・オイル(精油)VS 本物 (物理的な制約から本物の森の中を散策する森林浴の代わりに、針葉樹から抽出された精油を暮らしの中に取り入れることの効能はどこまで確認できるだろうか?また、こうした精油のもととして、檜や松の木が知られているが、ほかにもいろいろな木や植物に今だ秘められている力があるのではないだろうか?) *マッサージセラピーとアロマセラピーは、合わせて利用することで心身のリラックス効果を高めることはよく知られている。
![IMG_4173[1]](https://norismassotherapy.com/wp-content/uploads/2020/04/img_41731.jpg?w=297&h=396)
精油についての勉強も非常に奥深く、興味が尽きない。ちなみに病院内のクリニックでは、ミスト式のベポライザーに、Australian Bush Scents を基調にペパーミントやシトラス系の精油を少し加えて使っている(現時点で病院内のセラピールームは新型コロナ対策ガイドラインにそってまだ閉鎖中)。心や精神を病んで治療が必要な患者さん専用の病院だが、スタッフも含めて、「なんていい香り」と、鼻をくんくんさせながら引き寄せられてくる人が多い。現在のマッサージセラピーやアロマセラピーの位置づけは、公式には医療行為として認定されていない。カイロプラクティスやフィジオなどでも採用され始めたNMやVMを主とした治療メニューをこなせても、残念ながら、その施術内容の実態や経験よりも、資格タイトル次第で扱いが変わるのが現実だ。と、書いたところで、モリソン豪首相は向こう4週間、現行の対新型コロナガイドラインを緩和する予定はないとの速報が携帯電話アプリに。。。心が折れないように、散歩と精油を活用しましょ。。。
![XPZR4132[1]](https://norismassotherapy.com/wp-content/uploads/2020/04/xpzr41321.jpg?w=569&h=1012)
Two weeks have passed since I decided to cease all my work schedule and to follow the Government’s guideline of Stay Home as I did not put any of my patients/clients at Risk in case if I myself were asymptomatic.![IMG_4155[1]](https://norismassotherapy.com/wp-content/uploads/2020/04/img_41551.jpg?w=343&h=258)
![IMG_4147[1]](https://norismassotherapy.com/wp-content/uploads/2020/04/img_41471-2.jpg?w=216&h=288)
ことをあらためて心底ありがたいと、![IMG_4155[1]](https://norismassotherapy.com/wp-content/uploads/2020/04/img_41551.jpg?w=270&h=203)
![IMG_4124[1]](https://norismassotherapy.com/wp-content/uploads/2020/04/img_41241.jpg?w=557&h=418)
Visceral Manipulation(VM) is one of very effective techniques I often use especially for those patients I treat at Northside’s St Leonards/Cremorne. After the treatment, most patients ask me “what kind of massage therapy was that?” and they say “It’s so different, so relaxing, and I feel so deep something changed and changing…” Their feedback are always such rewarding and great driving force for a therapist to keep going, keep learning and exploring the depth of our existence as human forms visible and invisible.